「ルンバが部屋の入り口の段差で止まってしまう」「高齢の愛犬がソファに登れなくなった」「玄関の段差でつまずきそうで怖い」——こうした悩みに対し、100均で段差解消マットや段差スロープが売っていないか探した経験がある方は多いはずです。2026年現在、ダイソー・セリアに「段差解消マット」として販売されている専用商品はほぼありません。ただし、ダイソーのジョイントマットなどを使えば自作スロープで十分対応できるケースが多く、実際に作っている人も多数います。この記事では用途別の自作方法と、ホームセンター・通販との使い分けまでまとめました。
ダイソー・セリアに段差解消マットは売ってる?まず結論から
結論:2026年現在、ダイソー・セリア・キャンドゥのいずれにも「段差解消マット」「段差スロープ」として販売されている専用商品はほぼありません。
ただし、完全に手が出ないわけではありません。ダイソーのジョイントマットや厚手クッションマットは段差スロープのDIY素材として非常に優秀で、カットと固定の工夫次第でルンバ・ペット・車椅子対応のスロープを作ることができます。
専用品が必要な場合はホームセンターやAmazonが確実ですが、「まず試してみたい」「コストを抑えたい」という場合は100均のDIYで十分対応できます。
ルンバがドアの段差で毎回止まっちゃうんだよね。ダイソーで段差解消マットを買おうと思ったけど見つからなかった…。自作って難しいの?
ダイソーのジョイントマットで十分作れるよ!斜めにカットして両面テープで固定するだけ。傾斜を緩やかにするのがコツで、ルンバ対応のスロープも実際に作っている人がたくさんいるよ。
ダイソー・セリア・キャンドゥ別の在庫状況【2026年版】
3チェーンの現状を整理します。
ダイソー
専用の段差解消マット・段差スロープは取り扱いなし。ただし、DIY素材として使えるジョイントマット(9枚入り550円など)や厚手クッションマット、両面テープが揃っており、これらを組み合わせることで段差スロープを自作できます。ジョイントマットは厚みがあり、斜めにカットしてスロープ状にしやすいのが特長です。大型店では複数サイズのジョイントマットを取り扱っていることが多く、素材選びの選択肢が広いです。
セリア
専用品はなし。薄型のクッションマットやコルクシートが中心で、ダイソーのジョイントマットより薄い素材が多い傾向です。薄型素材は低い段差(1〜2cm程度)への対応に使いやすく、床との段差が目立ちにくいのが利点です。デザイン性の高いマット類も揃っており、見た目を重視したい場所に向いています。
キャンドゥ
シンプルなクッションマットが一部取り扱いあり。在庫は店舗によって異なります。DIY素材としての選択肢はダイソーの方が豊富なため、段差スロープの自作を目的とするならダイソーを優先するのが効率的です。
ダイソーのジョイントマットで段差スロープを自作する方法
最もポピュラーなDIY方法であるジョイントマットを使ったスロープの作り方を解説します。
用意するもの(すべてダイソーで揃う)
ジョイントマット(9枚入り550円など)、カッターまたはハサミ、両面テープ、定規またはものさし、必要に応じて滑り止めシートです。合計費用は700〜1,000円程度で揃います。
基本的な作り方
段差の高さを測り、スロープの傾斜角度を決めます。ジョイントマットを段差の幅に合わせてカット。1枚目を底面(床に直接置く)、2枚目以降を重ねて階段状にして傾斜を作ります。各マットの接続部分を両面テープで固定し、最後にスロープ上面に滑り止めシートを貼れば完成です。
ポイントは傾斜をできるだけ緩やかにすることです。急角度では人もペットもロボット掃除機も登りにくくなります。段差5cmに対してスロープの長さを30cm以上確保できると理想的です。
固定と仕上げのコツ
両面テープは端だけでなく中央部分にも貼ると、使用中にマットがずれにくくなります。スロープの上面に滑り止めシートを貼ることで、ペットや人が滑らずに安全に使えます。ダイソーには「絨毯の下に敷く滑り止め」タイプのシートがあり、カットして使い回せます。
【実例】高齢ペットのベッドスロープをダイソーで手作り
実際にダイソーのジョイントマットを使って高齢犬のためのスロープを手作りした方の事例を紹介します。
19歳の高齢犬のために高反発マット(厚さ5cm)を購入した際、犬が自力でマットに乗れるようスロープが必要になりました。ダイソーのジョイントマット9枚入り550円を購入し、段差の高さに合わせて1枚ずつカットして積み重ね、タオルで高さを微調整しながらスロープを形成。最後に家にあった絨毯の滑り止めシートをカットして上面に貼り付けて完成させています。
作業のポイントとして「段差に合わせて枚数を調整する」「角の凹凸部分は外してシンプルに積み重ねる」「両面テープで端をしっかり固定する」という3点が実践されていました。完成後は高齢犬が自力でスムーズに乗り降りできるようになったとのことです。
ジョイントマットはEVA素材でクッション性があるため、万が一スロープから落ちても衝撃を吸収してくれるのが安心ポイントです。費用は550円+両面テープ・滑り止め代を合わせても1,000円以内で収まります。
19歳の高齢犬のためにダイソーで作ったんだ!すごい!うちの子もソファに乗れなくなってきたから、同じ方法で試せそう。
ジョイントマットはクッション性があるから、ペット用スロープにぴったりだよ。滑り止めをしっかり貼るのだけ忘れずに!傾斜を緩やかにすれば老犬でも安心して使えるよ。
Xで見つけた「100均×段差解消」のリアルな使い方
実際に100均素材で段差対策をしている人の声をXで確認しました。
その2。坊のベッドをベビーベッドからキッズベッドにしたら、今迄柵で直接触れなかったニトリのカラーボックスの背面が剥き出しに。フチがザラザラだし出っ張ってい怪我しそうだったので、クッション代わりにジョイントマットでフチとの段差を埋めてリメイクシートでカバー。全部100均。— 森の人 (@mtt24) September 9, 2024
ベビーベッドからキッズベッドへの切り替えで生じた棚との段差・出っ張りをジョイントマットで埋めてリメイクシートでカバーした事例です。「全部100均」で仕上げた点が参考になります。段差解消とケガ防止を同時に解決している実用的なアイデアです。
アクセルに100均ジョイントマットを重ね、ガムテープでぐるぐる巻きにして、ペダルの段差をなくしています❣— 通りすがり (@defibrillato) February 22, 2026
車のアクセルペダルの段差をジョイントマットで解消している事例です。「重ねてテープで固定」というシンプルな方法で段差をなくせるという発想は、室内の段差解消にも応用できます。ジョイントマットの柔軟なカット・積み重ね特性をうまく活用した例です。
ルンバ・ロボット掃除機の段差スロープをダイソーで作るコツ
ロボット掃除機の段差対策は、ペットや人用とは少し異なる注意点があります。
ロボット掃除機が登れない段差の目安
一般的なルンバなどのロボット掃除機が登れる段差は約2cm以下とされています。それ以上の段差があるとセンサーが反応して停止するか、物理的に乗り越えられません。ダイソーのジョイントマットで作るスロープで解消できるのも、この範囲内の段差が中心です。
ロボット掃除機対応スロープのポイント
傾斜は10度以下が理想です。急角度ではセンサーが「段差あり」と誤認識して停止してしまいます。スロープの表面はできるだけ平滑に仕上げ、ジョイントマットの凹凸部分(連結用の突起)はカットして取り除きましょう。スロープの幅はロボット掃除機の直径より広く取ることで、中央を通りやすくなります。固定は両面テープをしっかり貼って動かないようにすることが最重要です。スロープが動くとロボット掃除機がひっかかって止まる原因になります。
うまくいかない場合の判断基準
ジョイントマットで作ったスロープでもロボット掃除機が登れない場合、段差が大きすぎるか傾斜が急すぎる可能性があります。その場合はホームセンターやAmazonで販売されているロボット掃除機専用の薄型スロープへの移行を検討しましょう。
玄関・部屋の境目の段差には100均で対応できる?
玄関や部屋の境目(敷居・バリアフリー対策)への活用についても整理します。
低い段差(1〜3cm程度)には100均で対応可能
玄関の上がり框が低い・部屋の敷居が少し高いといった1〜3cm程度の段差であれば、ダイソーのジョイントマットや厚手クッションシートで対応できます。スロープ状にカットして固定するだけで、つまずきリスクを大幅に下げることができます。高齢者や小さな子供がいる家庭でも、まず100均で試してみる価値があります。
高い段差(5cm以上)は専用品を選ぶ
玄関の上がり框が5cm以上ある場合や、車椅子・シルバーカーが通ることを想定した段差解消が必要な場合は、ホームセンターや通販の専用スロープが必要です。耐荷重・耐久性・安全基準を満たした専用品でなければ、使用中にスロープが崩れてかえって危険な場合があります。
100均以外で段差解消マット・スロープを買うなら
用途によっては最初から専用品を選ぶ方が安心・長持ちします。
ホームセンター(カインズ・コーナン)
低段差用スロープや段差解消プレートが1,500〜5,000円程度で揃っています。耐荷重がしっかり表記されており、車椅子・シルバーカー対応の製品も選べます。実物を見て選べる安心感があり、カットサービスに対応している店舗もあります。
Amazon・楽天市場(通販)
ロボット掃除機専用の薄型スロープが1,000〜3,000円程度から豊富に揃っています。「段差解消スロープ ルンバ対応」「バリアフリー スロープ 屋内」などで検索すると、段差の高さ別に対応製品を絞り込めます。レビュー数が多いものを選ぶと失敗が少ないです。
まとめ:試すなら100均DIY、確実性が必要なら専用品へ
この記事のポイントを表でまとめます。
| 用途・状況 | おすすめの方法 | 費用目安 |
|---|---|---|
| ペット用ソファ・ベッドスロープ | ダイソーのジョイントマットDIY | 550〜1,000円 |
| ロボット掃除機(段差2cm以下) | ジョイントマットDIY+しっかり固定 | 700〜1,000円 |
| ロボット掃除機(段差2cm超) | 通販の専用スロープ | 1,000〜3,000円 |
| 玄関・敷居(1〜3cm程度) | ダイソーの厚手マットDIY | 550〜1,000円 |
| 玄関・敷居(5cm以上) | ホームセンターの専用スロープ | 1,500〜5,000円 |
| 車椅子・シルバーカー対応 | 専用品(耐荷重確認必須) | 3,000円〜 |
ダイソー・セリアに段差解消マットの専用品はほぼありませんが、ジョイントマットのDIYで対応できる用途は思いのほか広いです。ペット用スロープ・低い段差のロボット掃除機対策・玄関のちょっとした段差解消であれば、まず550円のジョイントマットで試してみましょう。
うまくいかない場合や、より高い安全性が必要な場合はホームセンターや通販の専用品へ移行する判断を。「試してから本格品へ」という流れが、費用と手間の両面で最もスマートな選択です。

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